敬老祝賀会2023北区集落

本日敬老の日を迎えられた皆さん

誠におめでとうございます。

この3年間コロナウイルスに対する防衛、他人への気配りなど多くの事を経験しましたが、やっと当たり前の日常が戻ってきました。

さて、この北区集落に住んでいる皆さんは いろんなご縁 一期一会(いちごいちえ) があって毎日を過ごしていらっしゃいます。

島を離れた子どもたちや孫たちもまた今日の日をよろこんでいることと思います。

先日町内の、99歳白寿のお祝いに参加する機会がありとても感動しました。

ご本人のスピーチで、「農業・野菜作りの研究をしている、」さらに島の基幹産業サトウキビにも触れ「サトウキビは以前36万トンもあった。伊仙・徳和瀬2つの工場を維持存続させるため20万トンは確保したい、」などと思いを語りました。

人生を前向きにとらえ、やりたいことをやる、その意欲が長寿の最大の秘訣だと感じました。

さて、北区で80歳を迎えた新敬老者は 今年総勢85名でした。そして本日の出席者三四名

97歳の川畑チヨさんは大正15年(1926)に生まれています。昭和元年の年です。

元気いっぱい溌剌(はつらつ)としています。

95歳の作山キヨさんはグラウンドゴルフを楽しみ、本日はマドロスさんを踊ります。

男性 最長寿者は幸田隆久さん94歳   家にはスポーツマンで鳴らした数々の賞状が山と積まれています。

今年は日本復帰70周年を迎えます。

日本復帰の叫びは徳之島の歴史家前田長英氏が米軍統治下で訴え、学徒出陣でフィリピンから帰った為山道則氏が1950年宮崎から全国にのろしを上げて始まり、翌年泉芳朗が名瀬で復帰協議会議長として断食祈願、奄美のガンジーとして日本復帰の功を奏したことを忘れてはなりません。

このような戦中・戦後の激動の時代に、

苦しみと復興への歩みを経験した皆さんは歴史の語り部です。

皆さんの体験、生きる力は、必ず私たちに勇気と希望を与え私たちの心を豊かにし、生きた証として連綿と伝承されることでしょう。私たちが住む亀津北区集落は、明治時代徳之島学問発祥の地とされた安住寺跡に亀津小学校があり、さらには 薩摩藩政時代は蔵屋敷がおかれた徳之島高校、学校教育では厳君無処罰 龍野定一先生の生まれジマ。大瀬川沿いの稲作地帯でもありました。

徳之島は子宝、長寿の島です。そして島の人々は「結」という絆で結ばれています。

北区に住むわたしたちは、幸福感世界一といわれるブータンの国に、勝るとも劣らない幸福感を享受していると確信します。

最後に(本日はご多忙の中お祝いに駆けつけてくださった高岡町長はじめご来賓の皆様ありがとうございます。)

敬老者の皆様をいつも暖かく支え、見守ってくださるご家族の皆様、地域の皆様にも感謝申し上げます。

敬老者の益々の健康長寿をご祈念して、お祝いの言葉とさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます。2023年9月17日

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